城名 雉ヶ岡城(別名:雉岡城、八幡山城)
住所 〒367-0217
埼玉県本庄市児玉町八幡山
入場時間
入場料 無料
指定文化財 県指定史跡
城郭構造 平山城
天守構造 なし
築城主 上杉顕定(山内上杉氏)
築城年 文明年間(1469〜1487)頃
主な改修者
主な城主 上杉顕定、夏目定基(元有田氏)、横地氏、松平家清
位置 北緯36度11分37秒
東経139度7分34秒
地図 本郭
二ノ郭
北ノ郭(三ノ郭)
ホウキ郭(東ノ郭/三ノ郭)
南ノ郭(三ノ郭)
【歴史・沿革】
雉ヶ岡城跡は、別名八幡城跡とも呼ばれ、武蔵七党の一つ児玉党の本拠地で,その流れをくむ庄,蛭川,阿佐美,塩谷,真下らの中世武士が周辺に割拠していた。文明年間(1469-87)ごろ関東管領上杉顕定(山内上杉氏)が雉ヶ岡城を築いて居城としたが、地形が狭いので、上杉顕定は上州平井城に移り、当城には家臣の夏目豊後守定基をおいて守備させた。

永禄年間には北条氏邦によって攻略され鉢形北条の属城となり、氏邦の家臣横地氏が在城した。

天正18年(1590)に豊臣方の小田原攻めの際、前田利家によって攻略され落城した。
その後、天正18年8月徳川氏の関東入国後、松平家清が1万石の格式を受けて領主となり居城としたが、慶長6年(1601)三河国吉田城に転封されるや廃城となった。以後は旗本戸田氏の給地として陣屋がおかれた。

現在、本郭・ニノ郭は児玉中学校、三ノ郭は県立児玉高等学校の敷地となっており、三ノ郭の一部は公園として残されている。
(城址説明板の内容を一部追記し改編)

※説明板では本郭の一部が公園として残されているとあるが、縄張図を見ると三ノ郭であることがわかるので間違っていると思われるため書き変えた。

【感想】
訪れたのが桜まつりが終わった後でしたが、まだ桜も残っており土塁の上には桜の花びらが覆っていて幻想的な風景を見ることが出来た。
城址公園として残っている部分は三ノ郭の一部であるが土塁や堀がよく残っており、往時を偲ぶことができる。


登城日 2015年04月12日(日)
LINK  Wikipedia〜雉岡城〜
城主家紋 【竹に二羽飛び雀】
(藤原氏勧修寺流)
山内上杉氏家紋

                      

  
探訪

※説明板より(加筆有り)
【外から見た南ノ郭(三ノ郭)】 【堀跡】
手前は空堀で奥は水堀であった。
【城址入口】
昔はここに入口はなく土塁が繋がっていた。
【城址説明板】 【城址碑】 【南ノ郭南側土塁】
【南ノ郭東側土塁と水堀跡】 【南ノ郭東側土塁上】 【南ノ郭北側の内水堀跡】
【南ノ郭(三ノ郭)跡】 【南ノ郭(三ノ郭)南側土塁】
土塁は二段になっている。
【南ノ郭(三ノ郭)南側土塁上】
【土塁上から見た南側外堀跡】 【大手門跡付近】
昔はここら辺で土塁が切られ大手門があった。今では土塁が若干低くなってる程度でその面影はない。
【城址南西角に建つ騎馬武者像】
この武将が誰なのか何も説明はなかった。
【南ノ郭(三ノ郭)西側】
現在は児玉中学校の駐車場になっている。
【角馬出跡】
塙記念会館が建つ部分が角馬出であった。
【本郭・二ノ郭と三ノ郭を分ける内水堀跡】
堀の中に夜泣き石がある。
【金毘羅神社鳥居】
この鳥居をくぐった箇所が二ノ郭に入るための土橋であったと思われる。
【二ノ郭・本郭跡】
左手手前が二ノ郭跡、その奥が本郭跡になる。右手は金毘羅神社(二ノ郭東側土塁跡)になる。
【二ノ郭東側土塁跡】
金毘羅神社の参道になっている。
【二ノ郭と本郭を区分けする空掘跡】 【空掘跡から見た本郭東側土塁跡】 【本郭東側土塁上】
左手の児玉中学校の校舎部分が本郭跡。
【本郭跡】
児玉中学校の校舎が建っている。
【北ノ郭(三ノ郭)跡】
県立児玉高校のグランド部分が三ノ郭で校舎部分が北ノ郭(三ノ郭)跡。写真外の左手は二ノ郭跡になる。
【内水堀跡】
【内水堀跡】 【内水堀跡】 【空堀跡】
左手が二ノ郭土塁、右手が本郭土塁となる。
【内水堀跡】
奥に見えるのが三ノ郭跡
【内堀跡】
正面に見える石が夜泣き石。
その部分は空堀になっていた。
【水道の井戸跡】
大正期に作られた児玉町の上水道に使用されていたそうだが、きっとその昔もここから水が湧き水堀を形成していたのではないだろうか。
【内水堀跡】 【東ノ郭(ホウキ郭)跡】
県立児玉高校の校門部分は東ノ郭(ホウキ郭/三ノ郭)跡になる。
【東ノ郭土塁跡】
県立児玉高校の東側には土塁が今もよく残っている。
【城址公園側の東ノ郭土塁跡】 【東ノ郭東側の外水堀跡】 【東ノ郭東側土塁跡】
【東ノ郭東側の外水堀跡】 【南ノ郭東側の外水堀跡】 【南ノ郭(三ノ郭)の西側部分】
児玉中学校校門で正面体育館・右手駐車場部分が南ノ郭の西側部分となる。この体育館裏から二ノ郭・本郭跡となる。



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