城名 与板城(別名:直江山城、直江城)
住所 〒940-2402
新潟県長岡市与板町与板乙
入場時間
入場料
指定文化財 県指定史跡
城郭構造 山城
天守構造
築城主 直江景綱
築城年 天正年間(1573〜1593)
主な改修者
主な城主 直江氏
位置 北緯37度32分1秒
東経138度48分0秒
地図 実城
二ノ郭
三ノ郭
千人溜り
おせん清水
【歴史・沿革】
戦国時代の長尾家・上杉家家臣の直江氏の居城。
直江氏はもともと同城から北へ約2km離れた本与板城を居城としていたが、天正年間(1573〜1593年)に直江実綱(のちに景綱)が与板城を築き、居城を移したといわれている。ただし、築城時期および移転時期は諸説あり、はっきりしていない。

天正6年(1578)、景綱の養嗣子の信綱の代に上杉謙信が急死し、その後継をめぐって、上杉景勝と上杉景虎の2人の養子が越後を二分して争う御館の乱が起こった。景勝派に属した直江信綱は景虎派の本庄秀綱の栃尾城(長岡市)への備えと攻撃を行っている。同乱の収束後、信綱は恩賞に不満を抱いた毛利秀広によって春日山城で殺害され、信綱には嫡子がいなかったことから直江家は断絶の危機を迎えたが、樋口与六兼続(直江兼続)を迎えることで与板城は引き続き、直江家の居城として存続した。

慶長3年(1598)、豊臣秀吉により上杉景勝は会津に転封となり、兼続も米沢30万石を与えられて国替えになった。これに伴い、与板城は廃城となった。現在、城跡には本丸、二の丸、三の丸、千人溜などの曲輪跡や堀切、竪堀などの遺構が残っている。

JR上越線・信越本線長岡駅からバスで上与板下車、徒歩5分。
(参考文献:日本の城がわかる事典)

【感想】
上杉氏の重臣直江家の城ということで有名なお城です。登城して思ったことはこの大手道は本当に大手なのかということ。大手口からはいってまっすぐ実城に直接たどり着けるような構造はあり得るのだろうか?今回登城下側の八坂神社からの方が余程大手に見えて来るのです。
構造的には二ノ郭、三ノ郭がある西側の方が大手に見えますが三ノ郭より先は兵溜を抜け山になり烽火台があるような場所で出入り口としては向かない造りなので不思議感が増します。
ただ、この城より北は本城である春日山がある方向なので守りが手薄でも問題はないので大手を北に持っていると考えるしかないのでしょうね。

また、すぐ近くに本与板城もあるのでセットで見て回ることをおススメします。

登城日 2016年05月01日(日)
LINK 長岡市HP-与板城(城山)-
Wikipedia-坂戸城-
城主家紋 【亀甲に花菱】
(神氏流)
直江氏家紋
【三つ亀甲に三葉】
(藤原麿流)
直江兼続使用家紋

         

  
探訪

※実城にあった案内説明板より(加筆有り)
【与板城遠景】 【法立寺】
登城口脇にあるので登城の目印になります。ここからさらに写真右手に行き鳥居がある場所(大手口)から登ることも可能。ですがこちらから登った方が遺構が多く見られます。
【登城口(八坂神社参道口)】
ここに運が良ければ与板城のパンフレットがあります。
行ったときには空でした。
【登城道】
虎口のように見えるこの場所、城道は右に90度曲がっており、ここから攻めた敵は勢いをそがれるとともに止まれない場合はそのまま竪堀へと落ちることになる。
【竪堀】
【登城道】
【@堀切】 【A曲輪】 【Bおせん清水のある曲輪】
【Cおせん清水】
登城時雨も降っており先がぬかるんでいたため確認はできなかったが石組遺構の井戸のようなものがあるらしい。
【門跡】 【E実城下の帯曲輪(城道)】
実城に入る際、ここを通らなければならず侵入してきた敵は実城から側面攻撃を受けることになる。上杉の城はこのような形状が多くみられる。
【E帯曲輪跡】
実城の切岸も良くわかる。
【実城下の分岐点】 【F実城(本丸)跡】
【城址碑】 【実城北側土塁】 【海音寺潮五郎の 「直江山城守旧城跡本丸碑」】
正直達筆すぎて”旧城跡”とは読めませんでした。
【実城北側土塁上】 【実城二ノ郭方向虎口】 【G堀切】
実城と二ノ郭間の堀切、実城と二ノ郭の高低差がすごいです。
【G堀切】 【H二ノ郭跡】 【I堀切】
【J三ノ郭跡】 【K堀切】 【L竪堀】
【M大堀切】 【M大堀切】
あまりにも幅が広すぎてこの写真では曲輪のようにも見えるが両側に曲輪の切岸がある。
【N兵溜(千人溜)】
大人数の兵を収容できる広い曲輪。また、実城から離れていることから、戦などの非常時に村人などの非戦闘要員を避難・収容したとも言われています。
【O直江兼続漢詩「人日」の碑】 【P大手口】 【直江兼続像】
与板城から離れた「兼続お船ミュージアム(与板歴史民俗資料館)」の駐車場脇にある。
ジャンル:寿司・割烹
店名:寿司・割烹 味芳(みよし)
住所:新潟県長岡市与板町与板馬場丁 甲14
TEL:0258-72-4177
営業時間:11時30分〜13時30分、 17時〜21時
定休日:火曜日

与板のご当地ラーメン「お船らーめん」にお寿司3貫がついたセット¥950(税込み)。
スープに豆乳が使用されているのであっさり目の味にご当地の炒めた野菜の甘みも加わり優しい味ながらもコクがあるので美味しく頂けます。
女性にもうれしいヘルシーな一杯です。
お寿司3貫がついてるセットはお得です。



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