城名 名張城(別名:名張陣屋、名張藤堂家邸)
住所 〒518-0718
三重県名張市丸之内54-3
入場時間 午前9時〜午後5時
休館日
月・木(祝日の場合はその翌日)
年始年末(12/29〜1/3)
入場料 一般:200円、高校生:100円、小中学生:無料
指定文化財 県指定史跡
城郭構造 平山城
天守構造 不明
築城主 松倉勝重
築城年 天正13年(1585)
主な改修者 名張藤堂氏
主な城主 松倉氏、名張藤堂氏
位置 北緯34度37分20秒
東経136度5分27秒
地図 名張藤堂家邸跡
太鼓門(移築)
【歴史】
三重県名張市にあった城。現在の同市街中心部の小高い丘の上に築かれていた。
天正13年(1585)、大和郡山城から伊賀国の上野城(伊賀市)に移った筒井定次の重臣松倉勝重が8000石を与えられ土豪の砦のあった跡地に松倉重政(勝重の子、後の肥前島原城主)の縄張りにより築いた城である。重政は後に豊臣秀吉、徳川家康に仕え、肥前国(長崎県)の島原藩6万石を与えられて居城を移した。

慶長13年(1608)、藤堂高虎が伊勢・伊賀の2国を与えられて津城(津市)に入城すると、家臣の梅原武政を名張城の城代としたが、高虎は元和3年(1617)に城代職の武政を罷免、上野城の城代の藤堂高清が名張城を管理した。しかし、その後間もなく、名張城は元和の一国一城令により廃城となった。

寛永12年(1635)、高虎の養子で今治城(愛媛県今治市)の城主・藤堂高吉(織田信長の重臣丹羽長秀の三男)は伊勢2万石(その後3万石)を与えられ、その翌年、名張城内に居館を構えて名張藤堂家の初代となった。しかし、高虎は高吉を領内藩主と位置づけたため、名張藤堂家は大名の資格を得ることができなかった。このため、高吉は藤堂本家から独立した大名になれるよう幕府に工作をして本家と対立したこともあったが、結局、名張藤堂家は大名としての待遇を得られなかった。
名張城が名張陣屋とよばれるのはこのためである。

高吉は城下の整備も行い、町筋や用水路などを建設して伊予から連れてきた多数の家臣と商人、職人を町に居住させて、小規模ながら城下町(陣屋町)をつくった。これが今日の名張市街の始まりである。高吉の死後、嫡子を除く兄弟3名にそれぞれ5000石ずつ分知したため、名張藤堂家は1万5000石となり、11代続いて明治維新に至った。城跡は現在、名張小学校・中学校の敷地になっているが、名張藤堂家の当主が私生活に用いた中奥、祝間、囲(茶室)、湯殿などの陣屋の建物の一部や枯山水の庭園が残っている。

名張藤堂家の居館(陣屋)は宝永7年(1710)の大火で焼失したため、現残する建物は、この大火後に再建されたものの一部である。
また、かつての陣屋の太鼓門が名張城跡裏手にある寿栄(ひさか)神社(名張市)の表門として移築され現存している。

【感想】
GoogleMapの表記場所が間違っているため場所がわからなくなり迷いました。
わからない場合は、移築門である太鼓門が置かれている寿栄神社を目指すと門手前を右に回り込めば目的の名張藤堂家邸跡があります。
遺構的には、陣屋の頃のものしかありません。ただこの立地している小高い丘が城の縄張を感じさせてくれます。

【追記】
2015.12.3 Google MAPの表示位置を修正していただきましたので目標に出来ると思います。

登城日 2015年5月3日(日)
LINK 名張市HP-城下町の横顔-
なばり観光ナビ-名張藤堂家邸跡-
城主家紋 【九 曜】
(藤原姓/橘姓とも)
松倉氏家紋
【桔 梗】
名張藤堂氏家紋

                      

探訪
【寿栄神社】 【移築された太鼓門(旧正門)】
現在は寿栄神社の表門になっている。
【太鼓門(裏側)】
【名張藤堂家邸跡西側門】 【名張藤堂家邸跡入口】 【名張藤堂家邸跡現存建物】
【邸内部】 【邸内部】 【庭】
【低内部】 【展示品】 【展示品】
【展示品】 【松倉名張城 軒丸瓦】
石垣の裏込めより見つかった瓦、巴の足が長いのが古い特徴である。
【名張藤堂家邸の瓦】
江戸時代後半のもの。
ジャンル:和菓子/定食/呑み屋
店名:賛急屋
住所:三重県名張市平尾3225-4
TEL:0595-63-0353
営業時間
月〜金 8:00〜22:30(L.O.22:00)
土日祝 8:00〜21:30(L.O.21:00)

名張駅前にあるお店。名物の「なばり饅頭」を販売する老舗の和菓子屋さんですが隣に食事処、呑み処を併設しています。ランチタイムにはいろいろな定食を800円から食べれます。昼から飲んでる方も多いですが(笑)
注文したのは”アジフライ定食”、アジフライの他にも色々ついて800円は得した気分。味もよく満足出来ます。
伊賀の酒の飲み比べも出来るみたいですよ。




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