城名 烏帽子形城(別名:押子形城)
住所 〒586-0033
大阪府河内長野市喜多町
入場時間
入場料
指定文化財 国指定史跡、市指定文化財
城郭構造 山城
天守構造 なし
築城主 楠木正成
築城年 元弘2年/正慶元年(1332)
主な改修者
主な城主 楠木氏、甲斐庄氏(橘氏)、畠山氏
位置 北緯34度26分40.4秒
東経135度33分53秒
地図 主郭跡
腰曲輪(二郭)跡
大手虎口跡
大手道跡
横堀
【解説】
この城は残されている記録から一時期使われなかったこともありましたが、室町時代から江戸時代の初め、元和年間(1615)までは確実に使用されていました。城は北側に石川本流を、東側に支流の天見川を見下ろす、標高182mの烏帽子形山に築かれています。

城の築城は南北朝時代に楠木正成によって築かれたと伝えられています。応仁の乱以後、河内守護の畠山氏の持ち城であり、安土桃山時代にはキリシタン大名でこの地域の有力な武士であった甲斐庄正治が城主となっています。そして、最後の城主が徳川の旗本となった正治の子甲斐庄正房です。

城は主郭と腰郭を中心にコの字状に掘と土塁が巡らされ、北東には曲輪が造られています。1988年の調査で主郭の西側の縁に沿って、室町時代末期ごろの二棟の細長い礎石建物が見つかり、城の施設の一部と考えられています。
(説明板より)


【感想】
今回は烏帽子形神社からの登城となりましたが大手道跡の北谷小径側から登ってみるのも面白そうである。大手道の虎口跡から上に登ってくると横堀の役割が良くわかりそうである。
現在史跡整備工事期間(平成28年6月上旬〜平成29年3月中旬)のため分岐の箇所には道標が設置されると思われる。現在はまだ公園の名称が使用されているが今後は史跡に合わせた名称になるようです。
※下記の写真の説明にはまだ公園での名称も記載しています。
登城日 2016年12月11日(日)
LINK 河内長野市の歴史遺産ホームページ-烏帽子形城-
烏帽子形城-wikipedia
城主家紋 【菊 水】
(橘氏というが不詳)
楠木氏家紋
【二つ引両】
(清和源氏足利氏流)
畠山氏家紋

                      

探訪

※烏帽子形公園案内図より(加筆有り)

※「烏帽子形城縄張図」より(加筆有り)
【烏帽子形神社参道口】
階段の左手側に城址の説明板があります。
【烏帽子形神社】 【烏帽子形城址の神社側登城口】
烏帽子形神社の屋外トイレ横から登っていきます。
【登城道(しいの道)】 【古墳広場】
登城道を登り切った場所の右手側にあります。
@烏帽子形古墳】
形状は円墳、中に横穴式石室という形式のものと考えられる。(古墳の調査は外形測量のみ)
A南側尾根道(本丸道)】
古墳広場より城域へと続く道
A南側尾根道(本丸道)】
この右手には深い谷があり、そこが大手道跡になります。
B大手虎口跡】
尾根に挟まれた谷部分が大手道となり、土橋の箇所が虎口となる。
B大手虎口跡】 【大手虎口より見た南側尾根】 C大手道跡(北谷小径)】
【大手虎口より見た北側尾根】 A南側尾根道(本丸道)】 【整備中の道標か?】
このようなポールが至る所の分岐に建っており、これから整備されるようです。
【城道と横堀】 D横堀と土塁】 D横堀と土塁】
二重堀のように見えますが右側は斜面。
D横堀と土塁】 D横堀と土塁】 【城道とE横堀】
E横堀(堀の道)】 【帯曲輪の様なF横堀(堀の道)】 G切通し部分(堀の道)】
【公園側へと下りる階段(堀の道)】 H堀切】 【あかまつの道と竹やぶの道】
ここから左側(あめんぼ小径)に下りると公園の駐車場側に下りれます。
【あめんぼ小径】
公園駐車場へと続く道
【麓の郭跡(桜の園)】 I主郭北側虎口】
J主郭跡(本丸広場)】
建屋跡が残る。
J主郭北側からの眺望】 J主郭に建つ碑と石塔】
碑には「左:天之常立之命、右:美葦芽彦遅神と彫られている。天之常立神(あめのとこたちのかみ)は、「天そのものを神格化し、天の恒常性を表した神」、右の神様は正確には宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこじのかみ)、『日本書紀』では可美葦牙彦舅尊と表記し、「生命力を神格化した神」。
J主郭にある復元図と説明板】 J主郭跡(本丸広場)】 K南側主郭跡】
K南側主郭跡】
建屋跡が残る。
【主郭東側虎口】 【主郭東側虎口と切岸】
L腰郭(二ノ郭)跡(こならの広場)】 L腰郭(二ノ郭)跡(こならの広場)】 【腰郭跡より見たD横堀と土塁】
M北側尾根の郭跡】 【長尾根の道】
烏帽子神社の方には下りずに通り過ぎて行くと「長尾根の道」があります。
【長尾根の道入口】
【ジャンル】地酒
【店名】天野酒(西條合資会社)
【場所】〒586-0014 大阪府河内長野市長野町12-18
【TEL】0721-55-1101
【品名】天野酒、僧房酒、甘酒サイダーなど

【感想】
戦国武将も愛飲したといわれる天野酒。
中でも僧房酒は豊臣秀吉に愛されたお酒です。




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