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城名 篠山城(別名:桐ヶ城)
住所 〒669-2332
兵庫県篠山市北新町2-3
入場時間 午前9時〜午後4時30分
休館日:月曜日
    12月25日〜翌年1月1日
入場料
大人:400円、大学・高康生:200円、中学・小学生:100円
指定文化財 国指定史跡、国選定重要伝統的建造物群保存地区
城郭構造 輪郭式平山城
天守構造 建造されず
築城主 徳川家康
築城年 慶長14年(1609)
主な改修者
主な城主 松平氏、青山氏
位置 北緯35度4分22.16秒
東経135度13分5.71秒
地図 大手・北廊下橋跡
鉄門跡
大書院
ニの丸搦手・埋門
南馬出土塁
100名城
スタンプ

【沿革】
徳川家康は、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いで勝利で収めると、征夷大将軍となり江戸に幕府を開きます。しかし、大阪城には豊臣秀吉の後継者である秀頼が健在で、なおかつ豊臣家ゆかりの西日本の諸大名たちもまだ勢力を温存していました。家康は、秀頼と豊臣家を支持する諸大名たちを軍事力と新しい政治体制で抑え込む必要がありました。家康は、大阪城を包囲する形で、近畿の主だった城に、信頼する武将たちを次々と配置します。篠山は、西日本に通じる交通の要衝であり、大阪城と西日本の諸大名たちを分断するのに格好の土地でした。家康は篠山城築城を命令します。
慶長14年(1609)の春、篠山城の普請が開始されます。幕府は普請奉行として藤堂高虎、松平重勝ら5名を派遣し、工事を行う助役大名には池田輝政、福島正則、毛利秀就ら、西日本15カ国の20にのぼる諸大名を動員します。
篠山城は、当時「笹山」と呼ばれていた独立丘陵に築かれました。この笹山は堅い岩盤でできていたため、夜は岩盤に薪を積みかけて燃やし、昼は鉄棒で突き崩すという難工事が続きます。しかし、家康が竣工を急がせたため、秋には石垣が完成、年の終わりには城の建物もほぼ出来上がり、家康の実子である松平(松井)康重が初代城主として入城しました。
篠山城の縄張りは、築城の名手藤堂高虎の手によるものです。堀を二重にし、外堀の三方に出入口として馬出しを設けています。方形の城は出入口が弱いため、そこに手厚い防御施設を構えたのです。この馬出しが篠山城の縄張りの特徴となっています。
築城から5年後の大阪冬の陣(慶長19年(1614))、その翌年の大阪夏の陣(慶長20年(1615))で、康重は篠山城から大阪城攻撃に出陣します。篠山城は、大阪城を包囲する城として、家康の狙い通りの役割を果たすことになります。
夏の陣を経て幕藩体制が安定すると、篠山城は大阪城包囲の役目を解かれて、西日本の諸大名を押さえる城として位置付けられます。江戸時代を通して、幕府が信頼を置いた諸大名の4家が藩主として次々と移ってきています


【感想】
書院しかないようなイメージの城郭だったので興味はあまりなかったのですが、来てみてそのイメージは払拭されました。石垣が見事なのと、その城の構造の特徴でもある馬出し、特に南馬出土塁が見事でした。
書院の中の復元模型も往時の創造が出来る程よく出来ています。また、書院で流しているビデオは必見です。
 
スタンプ
設置場所
大書院館内
登城日 2009年3月22日(日)
 LINK 篠山城跡大書院HP
篠山城-Wikipedia
城主家紋 【桐】
松井松平家家紋
【五七桐】
藤井松平家家紋
【無字銭】
(藤原北家花山院流)
青山家家紋
その他 篠山城築城400年祭
マスコットは「いのまる」

                      

 探訪
【元篠山藩地方役所門】
篠山城へ行く通り筋にある。
【大手右側堀】 【篠山城大手全景】
【大手・北廊下門跡】 【ニの丸石垣と犬走り】 【櫓台跡】
発掘調査の際にニの丸内堀と一体となった櫓台がここにあったことは分かったが高さに関する資料がなかったため櫓台のおおよその範囲を石を配し、遺構面の保護と修景を行いました。
【ニの丸石垣】 【表門跡】 【中門跡】
【鉄門跡】
今は冠木門が建っています。
【大書院】 【ニの丸井戸】
【大書院入口】 【大書院木型】 【大書院内】
【大書院内】 【大書院・上段之間】
藩主のみが上がれる間。
【大書院・孔雀の間】
【大書院内の篠山城復元模型】
大手側入口の構造がわかります。
【大書院内の篠山城復元模型】
大手側より見た全景。
【ニの丸御殿跡】
【ニの丸井戸】 【大書院】
ニの丸御殿跡より
【本丸(青山神社)】
現在は藩主であった青山忠俊公と青山忠裕公を祀った青山神社がある。
【大書院】 【大書院-正面】 【天守台】
建築当初から天守閣は建てられてはいません。
【天守台】
天守台より八上城址を見る。
【天守台】 【三の丸】
天守台より
【本丸・多聞櫓跡(南側)】 【本丸・多聞櫓跡(北東側)】 【本丸搦手埋門跡】
この門付近には刻印が多く見られます。
【ニの丸石垣(北西側)】 【ニの丸石垣(南西側)】 【ニの丸石垣(南側)】
【ニの丸搦手・東側登城道】 【ニの丸搦手・埋門にある刻印】
この「三左衛門」の刻印は篠山城築城に普請総奉行を担当した池田三左衛門輝政の名を刻印したものと言われています。
【ニの丸搦手・埋門】
【ニの丸搦手・西側登城道】 【三の丸搦手口】 【三の丸搦手口・西側堀】
【南馬出土塁】 【南馬出土塁一望】 【三の丸南側土塁】
【篠山城全景】
三の丸土塁上より。
【東馬出全景】
グルメ
ジャンル:定食・食堂、喫茶店
店名:四季の味・喫茶・丹波焼 三福
住所:兵庫県篠山市二階町44
TEL:079-552-8788
営業時間:不明
定休日:不明

篠山の名産品である猪の肉ととろろが食せるお店。
この近辺のお店でもいのしし鍋の専門店などがありますが値段が高めなため、お手頃な価格ではここがおススメです。
猪の肉ととろろを同時に食べれる「猪・とろろ丼」\1,100-がおススメ。

食後に黒豆コーヒーを飲めば篠山を満喫できますよ。




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