城名 出石城(別名:高城)
住所 〒668-0214
兵庫県豊岡市出石町内町
入場時間
入場料
指定文化財 市指定史跡
城郭構造 梯郭式平山城
天守構造 なし
築城主 小出吉英
築城年 慶長9年(1604)
主な改修者
主な城主 小出氏、松平氏、仙石氏
位置 北緯35度27分37.56秒
東経134度52分27.31秒
地図 稲荷曲輪跡
本丸跡
二ノ丸跡
三ノ丸跡
西の郭
【歴史】
出石城は慶長9年(1604)に小出吉英によって山頂の城を廃して築かれたもので一国一城制による但馬唯一の城です。

平山城に分類され梯郭式といわれるように有子山の麓に上から稲荷曲輪、本丸、二ノ丸、二ノ丸下の曲輪、三ノ丸と梯子を立てかけたように城を築いています。また、東には山里曲輪を設けて有事に備え、三ノ丸の周囲には山から堀切で水を引き、内堀をめぐらせ北に大手門、東西にもそれぞれ東門、西門を設け天守閣は築きませんでしたが隅櫓や多聞を設けて要害としました。

城主は小出氏が9代、松平氏1代、仙石氏7代と続き明治の版籍奉還まで270年間五万八千石の本城としてまた但馬第一の雄藩として威容を誇りました。

最上段の稲荷曲輪には城の鎮守稲荷神社を祠り本丸、二ノ丸には広壮な御殿を建て渡り廊下で連結させていました。また本丸には仙石公の藩祖、仙石権兵衛秀久を祠る感応殿や昭和43年に復元した東西櫓があり往時の面影を偲ばせてくれます。
(説明板より)

【感想】
背後に有子山城があり、その麓に築かれた近世城郭、曲輪の状態は良好で石垣や土塁、内堀も部分的に残っている。しかし登城橋、登城門付近の改変は知らない人が見たら勘違いしてしまうだろう。城下町は観光地化されているため人も多く賑わっている。
訪れたときは初午のお祭りで出石城内の稲荷神社は大賑わいになっていた。
出石城を見た後は背後にある有子山城の方も是非見てもらいたい。

 
登城日 2016年3月20日(日)
LINK 但馬國出石観光協会公式観光ガイド
出石城-Wikipaedia-
城主家紋 【額に二八文字】
(藤原南家二階堂流)
小出氏家紋
【永楽銭】
(清和源氏頼光流土岐支流)
仙石氏家紋

                      

 探訪

※パンフレットより(加筆有り)
F大手門跡】 I辰鼓(しんこ)楼】
辰鼓楼は明治4年の建設当初、太鼓櫓とも呼ばれ太鼓により時刻を知らせていました。
J三ノ丸(御対面所)跡】
J三ノ丸(御対面所)跡】
出石城築城当初は本丸御殿が藩主の居住の場所となっていましたが、松平氏のとき三ノ丸に「対面所」を建て移り住み以後歴代藩主の居住の場所となりました。
I内堀と辰鼓楼】 R三ノ丸土塁】
S三ノ丸の櫓台跡】 S三ノ丸の櫓台跡と内堀】 S三ノ丸の櫓台跡と内堀】
R三ノ丸土塁から続くS櫓台跡】 J三ノ丸跡から見たI辰鼓楼】
訪れた日は初午でお祭りでした。そのため出石のゆるキャラ玄さんの遊具が写っています。
【三ノ丸跡から見た本丸方面】
【登城橋】
三ノ丸から二ノ丸へと続く橋だが、築城当時はこの場所に川はなく橋も架かってはいなかった。
【谷山川】
築城当時この場所には川はなく、近代以降に流路を変更したものだと思われる。
O登城門(埋門跡)】
築城当初、この場所は埋門であった。現在は観光用として高麗門形式の門が作られている。
【御城坂】 N西の郭跡】 【下の郭跡】
【二ノ丸の石垣】
野面積の石垣が素晴らしい。
L西側隅櫓(模擬)】
築城当時、西側には隅櫓はなかった。
M二ノ丸跡】
この場所は御台所口と呼ばれる虎口になります。
M二ノ丸跡から見たL西側隅櫓】 【二ノ丸から下の郭に続く枡形虎口】 C稲荷坂】
今は石段になっているが当時は坂であった。
B東側隅櫓(模擬)】
築城当時こちらには櫓があったが単層であった。
【本丸跡】 【出石城址碑】
G本丸庭園跡】 B東側隅櫓(模擬)】 L西側隅櫓(模擬)】
K感応殿(そば神社)】
出石藩主仙石氏の祖権兵衛秀久公を祀っています。
【稲荷曲輪の高石垣】 【本丸より見た城下】
【稲荷曲輪の石垣】 @稲荷神社、A稲荷曲輪跡】 H諸杉神社】
D山里曲輪の石垣】
修復中の為曲輪内には入れなかったが諸杉神社より石垣を見ることが出来る。
D修復中の山里曲輪の石垣】 Q西門跡】
枡形形式の門がここにはあったが現在は片側にしか石垣は残っていない。
Q西門跡】 P家老屋敷の長屋門】 P家老屋敷】
出石城内にあった江戸後期の上級武士(家老級)の居宅で、仙石騒動の中心人物、仙石左京の屋敷があった場所です。
観光〜出石〜
【福成寺山門】
西門近くに位置し、いざ戦になったとき、砦の役割をしていました。
【福成寺】 【経王寺】
出石城東側に位置し高櫓を配し、いざ合戦になったとき、砦の役割をしていました。
【弘道館(藩校)跡】 【桂小五郎潜居跡(廣江屋跡)】 【おりゅう灯篭(船着場灯篭)】
江戸時代の交通運輸に利用された、旧出石川の大橋東詰めにあった船着場の名残。
【出石永楽館】
明治34年に開館した近畿最古の芝居小屋。
【出石永楽館・観覧席】 【出石永楽館・廻り舞台】
【ジャンル】そば
【店名】官兵衛
【場所】〒668-0225 兵庫県豊岡市出石町八木68番地
【TEL】0796-52-3632
【品名】出石皿そば(一人前)+5皿

【感想】
官兵衛では皿そばを男性20皿以上、女性15皿以上食べると記念品がもらえます。
一人前は5皿で物足りないので10皿、15皿、20皿と食べてしまいました。そのおかげで記念品の手形をもらいましたが、料金はその分高くつきました。

仙石氏が上田から出石に移封になり、信州より蕎麦職人を連れたきたことから始まっている出石そば実に美味しいお蕎麦でした。




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