破風(はふ)
   破風とは屋根の妻部分に二枚の板を山形に組んでできる三角形のことである。破風は形状や配置される場所によって名称が多岐にわたる。

     唐破風  : 破風の中央が弓形で左右が緩やかな曲線をもった破風であり、「唐」の文字を当てているが、日本独自の破風である。時代が古いほど
           曲線は穏やかである。
     千鳥破風 : 千鳥破風は入母屋破風と同様に三角形で、屋根面の中途に置いた装飾用の破風である。
1.破風の種類

※写真は、姫路城の大天守
※参考文献:城郭の見方・調べ方ハンドブック 東京堂出版

2.破風の写真
種類 写     真
唐破風
彦根城天守 備中松山城天守 掛川城天守
二条城二の丸御殿車寄※1 福山城天守 会津若松城御三階(阿弥陀寺に移築)
千鳥破風
岡山城天守の「張出型千鳥破風」 広島城天守の「比翼千鳥破風」、「組千鳥破風」 熊本城宇土櫓の「反りのないむくり破風」※1
岩国城天守 高島城天守の「張出型千鳥破風」 会津若松城天守の「張出型千鳥破風」
その他
彦根城天守の切妻破風 明石城坤櫓の二重破風

                  ※1 写真は画像はフリーソフトウェア財団が発行した GNU Free Documentation License に示されるバージョン1.2またはそれ以降のライセンスの下提供されています。










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