種類 説明と例
山城 標高何百メートル以上が山城という定義はなく、十数メートルの丘でも、険峻な自然斜面を防御壁としている場合は山城に分類される。
山城でも、あえて生活の場として麓に居館を設けているい場合、「根小屋式山城」と呼ぶ。
備中松山城 竹田城 唐沢山城
平山城 近世大名の約七割のい居城が平山城で、安土桃山期の織豊大名の居城の八割が平山城であった。
「ヒラヤマジロ」と読む場合、丘状の城と麓に築かれた館に分かれ、丘状の城と館が一体化した城をいう。
「ヒラサンジョウ」と読む場合は、「丘城」で丘の上部のみを城域とする城郭をいう。
前者は階郭式・梯郭式の城が多く、後者は連郭式・並郭式の城が多い。
姫路城(ヒラヤマジロ) 和歌山城(ヒラヤマジロ) 小諸城(ヒラサンジョウ)
平城 平地に構えられ、古代・中世では農耕地と水利を掌握するための館で、方形館とか複郭式館と呼ぶ。
中世では、守護所と呼ぶ守護代の在地支配の拠点、荘園下司職(預所・政所など)の館が平城に分類される。なお館は政治・軍事面からの読みは「タテ」、生活・建築面からの読みは「ヤカタ」である。
近世では政経・軍略上の枢地に置いた平地の城のこと。
広島城 二条城 名古屋城
水城・海城 島や埋め立てた人工島、川の中州などに築いた城で、平山城か平城のうちに属す占地が多い。
高島城(水城) 高松城(海城) 今治城(海城)


 
    本丸、二の丸、三の丸、または機能別の区画(曲輪)をどのように配置するか、塁壁や出入口をどの工夫するか、の設計プランを縄張、縄打ちという。
     分類方法は、いろいろあるため下記はあくまでも参考である。
分  類 図     解 説明
包括型 輪郭式 完全輪郭式 完全に四周を取囲む形状
駿河城
半輪郭式 一方向を川などで遮断された縄張
上田城(千曲川)
挟角輪郭式 川の合流点等を利用して、
二方向が遮断された縄張
 
岡山城(旭川)
円郭式  円状に円塁を重ねて配置する縄張 
田中城
連結型 並郭式   本丸と二の丸が並行に存在し、
そのまわりを三の丸が取り囲む縄張
大垣城
連続型   連郭式(直列式) 本丸以下を一直線に配置した縄張り 
水戸城
 並列式  本丸を中央に置いて両側に曲輪を並べる縄張り
備中松山城 
階郭式   段階状に曲輪を形成した縄張り
城下からの景観を特に意識した作りである
姫路城
 悌郭式    大手口から梯子を登るように
三の丸、二の丸、本丸と
続く縄張りで山城や平山城に多い 
 
会津若松城
渦郭式 本丸を中心にぐるぐる巻きに配置した縄張り
丸亀城
稜堡式      大砲による射撃を考慮し、鋭角に
張り出した稜堡を持つ縄張り
五稜郭


参考文献     
もう一度学びたい 日本の城 編者:中山良昭  発行所:西東社 
名城の日本地図 著者:西ヶ谷恭弘/日?貞夫  発行所:文藝春秋










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